800系(2代目)は地下鉄東西線への直通用車両として1997年に登場しました。これだけでは普通の地下鉄対応車両と何ら変わりないですが、自社線内では京津線内に併用軌道が存在することから日本で唯一地下鉄と併用軌道を直通する車両でもあり、更に京津線には登山鉄道クラスの急勾配区間も存在していることから急勾配が連続する山岳区間を通ったかと思えば今度は路面区間を走り、更には地下鉄にも乗り入れるという桁外れのハイスペックを有する車両でもあります。
ちなみにかつては犬山橋が鉄道道路併用橋だった頃に回送ながらも地下鉄用である100系が走行したこともありました。現在犬山橋は鉄道用と道路用に分離されましたが、現在でも100系の新鵜沼乗り入れは回送で行われています。